形成外科コラム

【形成外科】症例・耳の粉瘤手術

2025年09月02日

耳裏の粉瘤摘出術を行った患者様の症例をご紹介します。

 

耳や耳たぶは皮膚が薄くデリケートな部位であり、ピアスホールやマスクのゴム紐による摩擦などで粉瘤が出来やすいという特徴があります。

今回お写真の掲載にご協力くださった患者様も、2年前にピアスをされていた部分の粉瘤でご受診されました。

 

 

粉瘤などのできものの手術の場合、術前に超音波エコーで画像診断を行います。しこりの形、大きさ、深さ、周りの組織との位置関係を確認します。

また、ドップラー機能を使うことで内部の血流の様子も確認でき、手術での出血の予測や悪性腫瘍の可能性についての判断にも役立ちます。

 

手術は局所麻酔下で皮下腫瘍切除術+Z形成術を行いました。

 

術後の経過をご覧下さい。

 

経過は良好で、術後2か月の時点での傷跡はあまり目立たず、耳裏の皮膚は自然な状態に回復しております。

 

今回の症例のように、お顔やお身体全体の皮膚の膨らみ、しこり、ピアス後のトラブルなど、

症状でお困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。

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