形成外科コラム

【形成外科】血管腫の手術症例

2025年11月05日

皮下血管腫を摘出した患者様の症例をご紹介します。

 

□血管腫とは

血管が異常に増殖してできる良性の腫瘍です。生まれつきあることも多く、特に乳児や小児に多くみられます。

 

□症状と特徴

・見た目が赤いアザ、しこり、腫れとして現れる

・多くは良性でがん化することはない

・一部は成長とともに目立たなくなったり消えることもある

 

□受診の目安

・急激に大きくなった

・出血やただれがある

・目や鼻、口の近くにあって機能に影響が出ている

・美容的に気になる

 

 

 

症例は60代男性の患者様です。

左肘部の皮下腫瘍切除術およびZ形成による皮弁作成術を行いました。

 

 

血管腫などの皮下腫瘍の手術におけるポイントは以下の通りです。

 

 

 

術後の経過は良好で、2か月後には傷あとがほとんど目立たなくなっています。

 

 

皮下のしこりや腫れなどの症状がある方、

手術での摘出をお考えの方はまずはお気軽にご相談ください。

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