形成外科コラム
【形成外科】症例・眉上のほくろ手術
2025年08月20日
今回は眉上のメラノサイト性母斑(13mm)の切除を行った患者様の症例をご紹介します。
■メラノサイト性母斑とは?
メラニン色素をつくる細胞である『メラノサイト』が変化すると母斑細胞になり、この細胞が集まってできた色素性母斑(ほくろ)のことです。
手術の経過です↓
母斑切除後は、創縁に過度な張力がかかると予測されたため、瘢痕拘縮予防も含めて皮弁Z形成を行いました。
術後は創傷治癒促進のために、パルミチン酸レチノール入りの美容液(Fジェル)を使用していただきました。
さらに漢方薬(紫苓湯、治打撲一方)、内服薬(シナール、ユベラ、トラネキサム酸)を服用していただくことで、創傷治癒が後押しされ良好な術後経過をたどっています。
お写真の掲載にご協力してくださった患者様、ありがとうございました。