お知らせ

高齢者帯状疱疹ワクチンの定期の予防接種につきまして

2025年06月27日

令和7年4月1日から帯状疱疹予防接種が定期接種化されており当院でも受けて頂く事が可能です。

帯状疱疹は過去に水痘(水ぼうそう)に感染した方の体内に水痘・帯状疱疹ウイルスが潜伏しており、

免疫力が低下したときに再活性化し発症する病気で80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

症状の出方には個人差がありますが、強い痛みを伴うこともあり、

皮疹が消失したあとも疼痛が年単位で残ってしまう事もあります(帯状疱疹後神経痛)。

目や耳に出た場合には重篤な合併症を起こすこともあります。

帯状疱疹には生ワクチン、不活化ワクチンの2種類が存在し、費用、効果や打ち方に違いがありますが

いずれのワクチンも定期接種として受ける事ができます。

生ワクチンは自己負担金 1回4000円で受ける事ができます。

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛を発症するリスクをそれぞれ1/2程度、1/3程度に下げるとされ、。

持続効果は5年程度と言われています。

不活化ワクチンは自己負担金1回 18000円と高額で、2ヶ月程度あけて2回(計36000円)必要となりますが、

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の発症を90%近く予防し、10年後でも70%近くの予防効果があるとされています。

現時点で何年後に再度打った方がよいかという結論は出ていません。

効果としては不活化ワクチンが圧倒的に高くなりますが、価格も高く(10年で割れば年3600円となりますが。)、

どちらか希望される方を選択されてください。

生活保護等受給者の方は生活保護等受給証明書を接種日に医療機関に提出することにより無料となります

(不活化ワクチンの場合は2回とも必要となります)。

定期接種の対象は下記に該当する京都市民の方となります。

(1) 当該年度に65歳になる方

(2) 満60~64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり、日常生活を極度に制限される方。

(3) 当該年度に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方(令和7年度~令和11年度までの経過措置)

(4) 当該年度に101歳以上になる方(令和7年度のみの措置)

現在65歳ではなく、今年度65歳になる方となります。いわゆる早生まれの方(昭和35年1月1日~4月1日生まれの方)は

対象外になりますのでご注意ください。

また今年度65歳になる方は誕生日を待たずとも接種可能です。

令和8年3月31日までに2回目を終了する必要がありますのでご注意ください。

8月頃対象となる方には予診票などが郵送で届くとの事ですが、それまででも対象の方は接種する事はできます。

ワクチンは取り寄せが必要となりますので1週間程度余裕をみてお電話にてお問い合わせください。

当院では自費での帯状疱疹ワクチン接種も受け付けております。

生ワクチンは1回 8000円、不活化ワクチンは20000円✕2回で受け付けております。

原則50歳以上の方が対象となりますが、18歳以上の免疫不全など事情のある方は接種を受ける事ができます。

ご希望の方はそちらもお電話にてお問い合わせください。

一覧に戻る