お知らせ

小腸ビデオスコープ導入のお知らせ

2023年04月13日

大腸カメラの挿入困難例に対応するため、新しく小腸ビデオスコープ OLYMPUS SIF-H290Sを導入いたしました。

当院では通常大腸カメラは拡大観察可能なOLYMPUS PCF-H290ZIを使用しています。
多少の癒着などは鎮静剤を使用する事で疼痛を感じにくくしながら深部挿入する事も可能ですが
癒着が高度な場合などでは疼痛とは関係なく手応えが硬くそれ以上の挿入が危険だと判断し
深部挿入を断念せざるをえない方が一定の確率でおられます。
通常であればそういった方もクリニックで対応できる必要はないのですが
土曜・日曜に検査を施行しているという当院の特性上、
検査のために再度総合病院などを受診する事が難しい方もおられます。
そういった方にも対応するため小腸ビデオスコープであるOLYMPUSのSIF-H290Sを導入いたしました。
先端部は当院で胃カメラでも使用するGIF-H190と同じ9.2mmでPCF-H290ZIと比較し2mm程細くなっており
小腸用カメラですので大腸カメラよりも長く深部まで到達しやすくなっております。
前任の滋賀県立総合病院でも癒着や痛みが強くて挿入が困難な場合は同じsocpeも使用しており
物理的に狭くて通らない方以外ではほぼ全例で深部挿入が可能でした。
過去に受けたが奥まで到達しなかった、痛みで途中で断念したままとなっていて、
受けた方がいいとは思っているがどうにも気が進まないという方は一度ご相談ください。

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