院長コラム

コロナ抗原定性検査偽陰性について

2022年05月11日

当院では発熱や風邪症状がある方は発熱対応をして原則全員にCOVID-19の検査を行っています。
基本的にはまず鼻腔ぬぐい液によるCOVID-19抗原定性検査を行い、陰性の方には唾液PCR検査による偽陰性除外をお勧めしています。

今まで患者さんに説明する時には大体の印象で抗原陰性の方が10人いたら2-4人くらいPCR陽性になりますよとお話していましたが
実際はどうなのかと思い、当院で検査された方で数えてみました。

2022年1月頭に当院で初めて陽性者が出てからしばらくの間は、発症からの日数や症状の強さ・ご本人の希望によって
抗原検査とするかPCR検査とするか決定し、抗原定性検査陰性の方は希望がなければPCR検査は行っていませんでした。
抗原検査陰性の方でPCR検査を希望された方に陽性例が何例か続いた事や抗原キットの供給が回復した事から、
原則抗原定性検査陰性者にはPCR検査による確認をお勧めするようになりました。

2022年2月5日から5月8日までの発熱外来受診者で抗原定性検査陰性となりPCR検査を希望された97名のうち、
PCR陽性となったのは23名(23.7%)で、大体イメージ通りの数字でした。
抗原定性検査は15分程で結果が出ます、PCR検査は検査会社の検査数が極端に増えない限り
翌日午前に電話でご連絡させて頂くような形となっております。

PCR陰性が確認されるまでは明らかに他に発熱の原因が認められる場合以外は通常外来受診の方と接触のないよう
裏口からお入り頂き、裏口からお帰り頂く形となり、行う検査も最低限とさせて頂いております。
PCR検査陰性が確認された方で改善不良であったり、採血や点滴等をご希望される方は通常通りの対応で診療させて頂いております。

収束にはまだ時間がかかるようです。
症状があったり濃厚接触者となりCOVID-19検査をご希望の方はお問合せ下さい、火・水・金・土はWEB予約も可能となっております。

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通常外来、胃カメラもWEB予約可能です。
胃カメラをすべきかどうかよく分からない場合には絶食で来て頂ければ相談しそのまま胃カメラという事も可能です。
日曜日以外は大体問題なく対応可能ですが、日曜日は発熱対応をかなりつめて入れていますので
診察予約コメント欄に胃カメラ相談などと記載頂ければ、発熱外来を受診される方と接触しないよう枠の調整をさせて頂いております。
腹部エコーは予約枠はありませんが、当日絶食で来院頂ければ当日施行可能です。
大腸カメラはあらかじめ受診が必要ですが、胃カメラは半数くらいの方が受診され当日そのまま施行する形となっております。
血液を固まりにくくするお薬を飲んでいる場合には検査はできても病理検査ができない場合がございます
予め受診頂くか、種類によっては内服継続のまま病理検査できる場合もございますのでお問合せ下さい。
検査は思い立ってからすぐ予約が取れないと心がゆらいでしまいます。
思い立ったらすぐ受けたいという方は是非受診下さい。
何かしら症状があれば保険適応で検査可能ですし、自費で検診として受けたいという場合も対応可能です。

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